なんなのさ、と言われても困ってしまうね。
わたしはわたしに振り回される。
夏が終わる。
夏が来たときはあんなにぼんやりしていたのに。
わたしはわたしが手に負えない。
秋や春が苦手だ。でも実を言うと、夏も冬も苦手だ。
わたしも永遠を感じたいよ。でもどうしたって、わたしが感じ取れるのは頑張ってみても季節くらいまでなんだよ。
朝や昼や夜は何も悪くない。それは基数にすぎないから。
悪いのは期日などで、更にはわたしじしんで、序数なのだ。
昨日も眠れず、棚にしまった少ない本のなかから「智恵子抄」「求愛瞳孔反射」「パン屋再襲撃」「檸檬」「センセイの鞄」「中原中也詩集」を取り出した。わたしがわたし未満を殺しても、何も残らない。ということはわたしは何もないのだろうか。
せんせいに会いたい。せんせいはあの人に似ていて、あの人はせんせいに似ている。わたしはどんどんだめになっていく。(それにともないわたしはわたしの顔や何かを少しずつ好きになる)
なにもないからせめて歩く、というのではなく、生きている中で、息をすることすら時折忘れてしまうわたしが唯一飽きずにできる事が、歩くということなのだと気づく。まどろっこしい言い方でごめんなさい。わたしは歩いている。どこかに進むでも戻るでもなく、ずっと地球にいます。
そういえばダニエルクオンの新譜が楽しみ。11月までは生きたいとおもうから事故とかにあわないように気をつけましょう。