青のなかをもぐる

オノマトペだけで通じあえたらいいのにね

こぼれた むらさき

歩いて来た道を振り返るとき、何もなかった、なんてことは無かったことを知るね

 

 

 

好きなひとの顔を思い出そうとしても、何一つ浮かばない、輪郭のやわい感じだけが、宙に浮かぶ。

でも、本当に、トンネルを抜けたあとの真っ白な景色を、きれいだと伝えたかったんです。

 

そんなふうにして存在が、ないのにある状態を保つのかな

 

 

 

面白いもの、なんかこう、質量とか熱量とか、圧倒されたいな。今は秒針に、頭を支えながら横向きに寝てるので。なぜ落ちないかというと、秒針がすごい速さで回るからです。

 

あたたかいひかり、消えないで、さめないで、ずっと光ってて、わたしはさわらないから、誰にもさわらせないから。

 

 

好きなことばを、磁石みたいにくっつけていく。積み木みたいに重ねていく。建物ができて、誰か住めるかな。でも、木みたいに育てるのは、難しいね。あくまでツールなのかもね。

 

謎のスイッチがあって、オンのときは、もうそれは、限りなく飛び出すの言葉が。空に穴が開いてるみたいにね。

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