今年一番のセンチメンタル。
パンパーズ「ねえ」
「この声!」と思ったら、paioniaの高橋勇成さんでした。「素直」を初めて聞いた時のような、心の震え。
バンドのコンセプトは、「すべての女の子たちに、優しい歌を届けたい」。
すべての女の子、と言い切られると、わたしのような地味で気の利かない女も「女の子」でいていい気がしてくる。その気持ちだけでもう嬉しいです。
このMVの女の子は「死んだ恋人」という設定なのだそうです。
死んだ感じがしないので、映像に集中し過ぎずに済む。チャーミングでかわいい。だから曲の切なさが際立って辛い。間奏のベースのソロが超良い。ベースはなんと元・恋する円盤のギターの方らしいです。
何と言ってもこの「夢にまで出てこないで」というフレーズ。メロディも秀逸なのですが、恋しさを的確に表している歌詞と合わせてひたすら泣かせにくる。「せめて夢に出てきて」ではないのだ。夢に出てこないでほしいと願うほど、あなたの面影だらけになっているという事実。
今年ももうすぐ終わり、というところで、またこんなに心を揺さぶられるとは。パンパーズ、これからどう成長していくのか、ずっと見てます。
にしてもかわいいっすね。
喪失感だらけの写真を集めた本ほしい。
あと、直接は関係ないですが、わたしは好きな人の元カノは全員死に別れていると思うことにしてるタイプです。