150424

すれ違ったときに目を伏せて笑った。変わらないものと変わったものを残して、振り返らずに進む。 ぼやけた視界のなかにいるあの人のことを、いまもきっと好きで、だからこそおぼろげな輪郭のまま眺めてしまうんだろう。 でも今度ふたりの道が交差したら、話すくらいはいいんじゃないの。それくらい、年は重ねてきたよ。い…