青のなかをもぐる

オノマトペだけで通じあえたらいいのにね

僕でいいくらいは言わせてみたいのさ

酩酊したまま、春の月の灯りで家までの道を追いかけた。明後日にはまた雪が降るそうだ。不思議な季節。不思議な街。不思議な時期。不思議な時代。


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もしかしてお久しぶりですか?


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今月はすでに2週間以上すぎて、税金のことに関するブログや、未婚だけど妊活をした人のブログや、シフト制の仕事をしながら追っかけをしている人のブログなんかを読んでいた。



急に夜間の温度が10度近く上昇したから、外で電車を待っていても実感がわかない。凍える寒さは自分の輪郭や芯をはっきりと知らしめてくる。いまのわたしは内も外もぼんやりした気分だ。頭の中は雪が降っていたときのことを思っている。心は、夏の夜のひんやりとした空気のことを想っている。



酔っているのでback numberの一番初めのアルバムを流して、イヤホンを強く耳の奥に詰め込んだ。インディーズの水色のジャケットのアルバム。このアルバムを手に取った早さでは、100人以内に入っていると自負するくらい、すごい速さで好きになった。
このバンドがいくら大きな存在になっても、わたしはいまも弱虫で、いじいじしてる。このアルバムのまっすぐさと、完成しきっていない音が好きだ。きっとずっとこんなふうに聞くと思う。



もっとたのしく、穏やかに楽しく、生活してもいいんだと思う。極端なわくわくは、そんなにたくさんやってくる波ではない。もっと身近な「かわいい」とか「うれしい」とかの積み重ねでいいと思う。そんなことをすぐに忘れてしまって、心がしおれていく気がする。


花には水を、魚にも水を