青のなかをもぐる

オノマトペだけで通じあえたらいいのにね

みえないものを発見する科学

今から6年前に書いた、高校生の時のレポート。総合学習って、今考えても不思議な授業だった。でも、レポートは好き勝手書いていいので、好きだった。自分が他人に(といっても、最大でも先生しか見ないのだけれど)いつも考えていることを伝える、唯一の機会だった。


もちろんいろいろなことをまだ知らなくて、だけど知らないからこそ、今読むと心に響くものがありました。平仮名が多いのは、その時のわたしのブームなので、読みにくいけど仕方ない。



 虚数は、この世界には存在していない。そのものをみつめ、それについて考え、認めるということはむずかしいことであるはずなのに、私たちはそれを視覚的に表すということすらしてしまっている。これはすごいことだと、この講義では学んだ。
 私が授業で学んでいる数学は、あるひとつの道すじである。しかし、答えに達するには、まだ他にも、たくさんの方法がある。だから、ひとつだけ知っていたり、そこであきらめてしまうことは、非常に損なことだということに気づかされた。
 新たな発見は、楽しいことだ。こんなふうに学んでいくならば、永遠に学習していくことは、おそらくすばらしいことだ。科学は常に進み続け、新しい方向へも旧い方向へも、深く進み続ける。虚数のように、みえないものもたくさんある。私は、そこに科学によって関わりたいと思う。

わたしも、進み続けるしかないんだと思う。