たとえば、わからないけど、憶測でしかないけど、
わたしがとても好きで仕方ないひとがいるとして、その人が仮にわたしに好きだと言ったとしても、あんまり嬉しくないのは、生活が上手くいっていないからなのだと結論付けられる。
ちょっと回りくどいかもしれないけど聞いてくれませんか。
寝ずに明けた朝を迎えに、カーテンを開けると、口に出してつぶやいてみたくなるような風花が、舞い上がっているのが見えて、その調子で淡い色をした空を見上げると、海辺の鳥がすーーいっと飛んでいて、わたしはあの人に会いたくなった。あの人は海だ
わたしが幸せじゃないから幸せじゃないのだ。矛盾してるみたいだけど本当にそうだよ。きっとそうなのだ。