知能指数や生活力みたいなことについてだけではなく、わたしはばかなのだとおもう。だから、人を好きになり始めたときに本当に熱を出してしまったりする。自分の体温もよくわからないで、ぼんやり、靄の掛かった視界のままひとり歩いたりするのだ。でもその瞬間、わたしはひとりではない。だってこっそり恋をしているから。
先日のミツメめまいリリースツアーから、ずっとミツメとDaniel Kwonばっかりきいてます。Han Soom(韓国語でためいきみたいな意味)という名前でもライブとかしてたみたい。ダニエルクオンの声が本当に好きだ。その才能に圧倒されて静まった観客に対して「モシモシ…」っていう感覚も好きだ。素敵だ。
7月6日に1stアルバムが再発売されるようなので、まだ聞いたことない特典目的に買っちゃおう。Lamp永井さんの曲!
Carrieのこの映像は、演奏がすごくきれいだからさらっと聞いてしまっていたけど、時折心にしみてくるな。
関係ないけど、「永井」って苗字がすごくすきだ。真っ白で、永はすこし水色もあるし、井はすこし黄色もみえるし、すごくいい。最高の組み合わせ!
そういや西川美和さんの「永い言い訳」
- 作者: 西川美和
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/02/25
- メディア: 単行本
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読んだんだけど、人生経験の少なさからか、ぜんぜん響かなくて、「わかんなくて悔しい!」って思った。
本の表紙も、タイトルもすごく好きだっただけに、なおさらです。
うーん。またいつか、年を重ねたら読もう。。
Daniel Kwonとシュリスペイロフ宮本さんの共通部分?はジム・オルーク(Jim O'Rourke)だったということもあって、最近ずっと聞いてるけど、なんか水みたいにいい。例えが下手すぎるけど、「水みたい」っておもう。彼の音楽の明るさも暗さも、わたしの中をちゃんと流れていく感じがする。こんな音楽、他にもあるんだろうか。
もっと人の話を聞いておくべきだったっておもう。そうしたら、わたしにいろんな、音楽のことや映画のことや読んだ本のことなんかを教えてくれるような。身近に。きっとすでにいるはずなのだけれど、わたしが人の話を聞こうとしなかったから、出会えなかったんじゃないだろうか、とおもうと、苦しい。今からでも遅くないから、「話を聞く」ということを始めよう。
でもそれってなんだろう!
1.話を引き出すこと
2.相槌を打って自分のものにすること
3.それをやってみること
いまからじゃむずかしいかもしれないけど、これ以上自分だけの世界のなかにいてもきっと楽しくないし。(独我論的なことになっちゃうし。)
以下、最近のこと箇条書き
・もうiTunesが青色だったころのことを思い出せない。ひどい違和感を感じていたことだけが残って、いろいろな執着が馴化によって消えていく。でも元々わたしのなかで「MUSIC」は赤だったからなぁ。仕方ない。馴れるだけの体力が残っているということなのか、日々の忙しさに紛らせて余裕を失っているってことなのか。そんなに深く考えることじゃないね。
・或る締め切りが近づいていて、言葉を書いたり空想したりインプットしたりしている場合ではないのをすごくわかっているのに逃げてしまっているので、少しの間、ここに来ることは止そうとおもう。(未来の自分はこの部分を読んで何を感じているんだろう)
・辛いときに、そういえばあの子はわたしに「面白いね」って言ってくれたなって思い出すと浮かれる。効力は少しずつ薄まってきているけれど、でも確かに続いているから信じている。会うたびに恋人の有無を確認しているわたしは滑稽だ。君が幸せになるように、と思いながらも。
・「夏に思い出す冬がいい」理由が完全にわかったころには、もうきっとわたしはじゅうぶんに年をとっているのだろうな。
・最近、文章を書きたいと思わなくなった。結びつき合った言葉どうしが、わたしのなかで全然意味を成さない。そしてそのことはわたしを痛めつけたりしないのだ。その代わり、断片的な「仮タイトル」みたいなものを蓄積し続けている。行き場がないから、メモをとっているけど、いつかこれ、使えるのかな。いまはただ、透明なビニール傘みたいなかんじ。安っぽくてありふれていて、でも入れておいたはずの傘立てから消えていると愛着の意識を持ち始めるような。(現に、酔って消してしまったその「仮タイトル」を、頭の中で一日じゅう追いかけたりしているのだ)
・James Brown、その周辺、ファンクミュージックの”反復”は「心地よくない」のに聞きたくなってしまう。まるで泣きながらそれでも踊っているのと同じで。ものすごい孤独で、熱を感じたり感じなかったり。でも好きだよね。「でも好き」くらいの気持ちでごめんなさい。
・前に書いたかもしれないけど、宮崎夏次系「僕は問題ありません」
- 作者: 宮崎夏次系
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/08/23
- メディア: コミック
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がすごくすきです。
すごくすきなものって、人に言いたいけど言いたくないよね。うふふ。
いつも日記にタイトルをつけるのが面倒で(私自身がタイトルのセンスで全体の良し悪しを決めがちだから)、思いついた曲の歌詞や日にちになってしまうのだけれど、今日はふと「きみに夢中」って言葉を使いたくなっちゃった。わたしが使っても、言葉に大人の甘さや柔らかさがないな。
それではしばし、さようなら。
(さようならできるかわかんないけど)