青のなかをもぐる

オノマトペだけで通じあえたらいいのにね

村本の大演説の札幌

完全に自分への備忘録、、

だから、紙に書いてこっそり机の奥に入れてときどき見て思い出そうかな、とも思ったんだけど、そっちのほうが自己嫌悪(だってどう考えたってなんかそれをながめてにやにやしてる自分は気持ち悪い)に陥りそうだから、ここに書いて、電車の待ち時間に見る、くらいのほうがいいかな、という丸一日の思考の末、文章を作成することにします……




ウーマンラッシュアワー村本の大演説」を見に行った。

急に、見に行こうっておもった。
そして結構ぎりぎりにチケットとったの。(なんかわかんないけど、3月に入った時点で完売してると思い込んでた)
もしかしたら二度とわたしの街でトークライブなんて来てくれないかも、ってだんだん思えてきて。(オールナイトニッポンが終わってしまうとか、ミレニアムズが関東ローカルになるとか、不安要素だらけだったから!!)




ずっと笑ってた。
みるきぃしげおさんの前説からずーっと、100分。90分だけど、ちょっと延びて(たぶん大演説自体は90分)、ずーっと。わたしの席の列、みんなほんとに、わたしの祖父母と同じくらいに見えるような年の人ばっかりで、席に着いたときは「新聞のインタビューの影響力かなぁ、すごいなぁ」ってびっくりした。双眼鏡で村本さんのこと見てるおじいさんがいたり、村本さんが登場したらすぐに「きゃ〜」って手を振ってるおばあちゃんがいて、うわわ!!見習わなきゃこのミーハーさ!素敵な年の重ね方!!って思った。テレビで村本さんは「ゲスい」とか「嫌われてる」とかが全面的に押し出されているのにも関わらず、こんなにもたくさんの年齢層のひとに愛されててすごいなって本気で思った。開演10分前にホールに着いたけど完売ってこともあってか通路も満員。
わたしはおしゃれな女の人、というか大体の若い女の人がこわくて、普段から挙動不審になりながらライブハウスやホールに足を運ぶのですが、色んな人がいて、そのことに安心して、自然なフリをしながら席までたどり着けた。女のひとは多かったけど、老若男女たくさんいました



村本さんはいつもの全身真っ黒で桃色のネクタイをしてた。(ジャケットの中にベストをきてた。)黒い舞台上で歩いて、ときどき身振り手振りで、ずっと話し続けてた。かっこよかったです。だいたい中心より左側にずっと立ってた。


中川パラダイスさんの話を軸に、ツイッターの話、身の回りの話。90分フリートーク、なんて初めてで、想像もできなかったけど、別の話への切り替え方に全然違和感がなくて、「どんな話してたっけ」と思ってもすぐに断片で出てこない。笑いに切れ間がなくて、ずっと惹きつけられて。(ペンギンの話とか、珈琲店の方の話とか、は印象的だった)


早口だったけど、聞き取れなくてよくわからない、と思うところがなかった。きっと言葉の選び方がうまいんだろうな。もしくはそれだけ集中して聞いていたか。どちらにしてもすごい。畳み掛けも言葉(というか文章?)の反復も、嬉しいくらい面白くて好きで、もうほんとどうしよう!!どうもしないけど。




あっというまに終わって、幕が閉じて、村本さんは手を振って。椎名林檎「真夜中は純潔」が流れて、ただでさえかっこいいのに、もうなんかずるいなって思った。曲も村本さんも、です。わたしばかみたいだ。悔しいから「あのネタがもっと面白かったらよかった〜」みたいなこと言いたいけど、何も思いつきません。ほんとに面白かった。
「面白いから好きなのか、好きだから面白いのか問題」は、前者がより正確そうということで解決させていたのだけれど、両方だし、相乗効果だ。これ以上もう順番のこと考えるの止めよう。面白いからもっと見たくなるし、好きだから追いかける、そんな単純なこと、ただそれだけ!








行ける範囲で行きたいところに行こう。一日は短いし一年は短いし人生は短いから。

そしてなにより、また来てください。





わたしは只現在あなたが依々

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