青のなかをもぐる

オノマトペだけで通じあえたらいいのにね

シャンディガフが好きなあの人

乾杯のビールの酔いを、シャンディガフでさまして少し冷静なおしゃべり。


オードリー若林さんはマイナス思考芸人で「シャンディガフが好きなのだけれど、飲みに行って俺がシャンディガフ、と言ったらなに調子こいて、と思いません?」みたいな事言ってたのを思い出して飲んだ。甘くてほんのり苦くて、誰かを思いすぎて焦がしてしまったカラメルみたいだなと思った。泡は素早く上にあがって、わたしはそれを眺めてまたどこかの誰かのことを思う。


どの選択肢も幸せオンリーなんてことはなくて、それはきっと幸せの中に幸せじゃないも含まれてるからなんだと思う。わたしはそれに苦笑いをして、このまま一人ぼっちでいようと決めたりする。



理想は、好きなひとになかなか好きになってもらえないまま追いかけ続ける事なのかな、と思い付く。まるで浜辺で笑いながら追いかけ合う、若い男女みたいに。水でも掛け合ってればいいさ



今日もあの人は振り向いてくれないけど、そのままでいて、と願う自分も必ずいるのだ。


ばらの花


思い出して昼に飲む、ぬるいジンジャーエール。泡はゆっくり。