青のなかをもぐる

オノマトペだけで通じあえたらいいのにね

きっと忘れない

すばらしい日記(笑)を書いていたのですが、全部消えてしまいました。




ミツメの新しいアルバム「A Long Day」がとてもいいです。

A Long Day

A Long Day

絡み合うギターも、刻まれるリズムも心地よい。体を押してくるようなベースが好きだ。なかやさんのベースがとても好きだ。ミツメの音楽は、川辺さんの声も相まってわたしをぼんやりさせる。その反動で、我にかえったときに「あ、生きてる」と思うのだ。

ミツメを初めて聞いたのも、今日みたいな涼しい夏の日だった。この街の6月と9月は気候が似ている。うだるような蒸し暑い日を少し懐かしいと思う。ないものねだりで日々が構成されていることを知っている。仕方ないなぁとわたしは自分で笑ってみる。冬に憧れる夏の海辺の眩しさを思い出す。遠い目をしている姿が好きだ。永遠に触れたような気になる。





新しい友達は、すぐに肯定してくれる。物事にはいい面も悪い面もあって、きっと両方とも見えているのだろうけれど、いいところをきちんと言葉にしてくれるのだ。わたしは嬉しくて、その人の顔を引っ張って伸ばしてみたいなと思う。理解されなくたって、それがわたしのいとおしさの最大表現なのだ。驚く顔を見てみたい。




日記が消えたショックで、まだぼんやりしてる。久しぶりに、書きたい言葉を書けてたのに。でもきっと、復元できても大したこと書けてない気もする。

「今日のアメトークもきっとおもしろいし録画しないの?」
と問われたわたしは
「でもあの日のあれ面白かったな~なんで録画しなかったのかなぁって思い出している時のほうが幸せな気がする」
と答えている間、自分の言葉に気づかされた。記録に残っていないものは想像で補うから、確実に自分のものになる。本来のもの以上に素敵になる。それが余白の素晴らしいところだ。


ミスチルの「あんまり覚えてないや」という曲を思い出した。思い出せないことへの後悔が、さらに記憶をいいものにする。そういう過去が積み重なると、繋がってる今もちょっといいものに感じられたりするね。

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