青のなかをもぐる

オノマトペだけで通じあえたらいいのにね

からっぽのままだ

なにも話題がない。わたしはいま、とても空っぽなのだ。困っている。なにを考えるでもなくうわのそらなのだ。


人のことを一度に深く好きになりすぎたからに違いない。今きっととても疲れている。じわじわと、やっぱり好きになってしまいはするけど、前までみたいにうまく集中できるわけではない。ああ好きかもと、ぼんやり眺めている。好きかもと思う自分のことを、眺めてる。


夢中で大切な人のことを見つめていた間、わたしはいろんなものを失ったみたいだ。それをいま取り戻している。時間をかけて失ったものは、取り返すのに更に時間がかかる。仕方がないのだと割り切るしかない。


太陽の光に肌が負けてしまうので、電車の定期券を手に入れた。まいにち同じ景色を見ながら、電車に揺られている。我に帰ると人にも揺れにも酔ってしまうから注意が必要だ。ちょっとむずかしいから、たぶん村上春樹の本をまた持ち歩きます。


眠くなったのでねむるね。